こんにちは、ナナオ (@9yearsBeginner) です^^
大人になってから英語を学び直そうと思っても、何から手をつければよいのか悩んでしまいますよね。
とくに「テキスト」は書店に行けばたくさん並んでいて、どれを選べばよいのか迷ってしまいます。
わたしも早く英語の勉強がしたいのに、テキストの選定にかなりの時間をとられてしまいました。
そして最終的にたどり着いた「大人が英語をやり直すための最低限必要なテキスト」が次の4冊です。
・英語耳
・英語喉 50のメソッド
・中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。
・毎日の英文法
なぜこの4冊を選んだのか、どのような内容なのか、詳しくお伝えしたいと思います!
英語力に必要な4技能の中で日本人が足りないものは!?
以前こちらの記事でも書いたのですが、英語には4技能(①聞く②話す③読む④書く)というものがあります。この4技能を①〜④の順で学ぶとより効果的なのです。
わたしは昭和世代なので、中学・高校で学んだ英語は「読む」「書く」が中心でした。
思いっきり①聞く②話すをすっ飛ばしてますよね。
なので圧倒的に英語が聞けないし、話せない。
そうです、わたしだけでなく大人になってから英語をやり直そうという多くの人は、①聞く②話すを中心に英語の勉強を進めていくと、遠回りせずにゴールへたどり着けると信じています。
必要なテキストその1「発音」
英語のリスニング力をどうにかするための手っ取り早い方法は、英語の発音をマスターするのが一番です。
英語のリスニングになんで発音?スピーキングじゃなくて?と思うかもしれないけど、自分で正しく発音ができれば、その英語の音は必ず聞き取れると、英語が話せるようになっている多くの先人たちがおしえてくれています。
確かに英文を聞いていても知らない音ばかりだとほとんど頭に残らないけど、知っている英単語の音(=発音できる英単語)が出てくると、急にそこだけ「あ!知ってる、この単語!」ってなりますもんね。
もちろん発音の練習だけすれば英語のリスニングはすべてOK!とはならないですよ、残念ですが(笑)
「発音」に関するおすすめテキスト①
やっぱり発音のテキストといえば「英語耳」
王道ですよね〜。
初版が2004年なので、本当に長い間多くの英語学習者が支持しているテキストです。今年の2021年に改訂3版が発売され、さらにブラッシュアップされています。
このテキストの冒頭にある「本書のねらい」に書かれている言葉を、ちょっとだけシェアさせていただきます。
この本のねらいは、英語のリスニングの完全マスターです。最終的には、日本語と同じように力を抜いていても英語を100%聞き取れ、何時間でも疲れを感じることなく聞き続けられる「英語耳(えいごみみ)」をつくることを目指します。
改訂3版 英語耳 株式会社KADOKAWA
もはやたどり着く先は、ネイティブ・イングリッシュ・スピーカー。
あざっーす!
とはいえ、やるのはわたし。できなくてもこのテキストのせいにはいたしません(笑)
中身はというと「発音」に関わる必要な全てが、簡潔にまとめられているかんじです。
口の中のイラスト付きなのでイメージしやすいですし、文章でここまでわかりやすく説明するって単純にスゴイな〜って思いました。
日本人と英語の発音の関わりについて、著者ご自身の経験と研究がつまっている印象です。
ただやっぱり言葉での説明が苦手な人もいると思うので、読んでいてよくわからない場合はテキストとは別に、動画を探して併用するのもアリだと思います。
実のところわたしも文字を読んでの理解より、映像があったほうがイメージしやすいタイプなので、どうしても苦手な発音のときはYoutubeを検索しています。
ちなみに「英語耳」公式の動画は残念ながらありません…
あとは個人的に、音をマネするための音源がCDだけではなく、PCにダウンロードできるのもありがたいです。
「発音」に関するおすすめテキスト②
2つ目にあげるのは「英語喉 50のメソッド」
「耳」の次は「喉」かーい!(笑)
この「英語喉」の著者”上川一秋”さんが話している英語を、たまたまYoutubeで発見したとき、衝撃を受けました!
生まれも育ちもアメリカですか!?と思ってしまうほど。
日本人のわたしからしたら、完全にネイティブ・イングリッシュ・スピーカーの話し方です。上川さんは正真正銘、日本生まれ日本育ちということですが、現在はアメリカに住まわれているそうです。
この本によると、アメリカ人は喉で音を響かせて発しているのに対して、日本人は口の中で音を発しているのだそう。
英語を話すうえで大切なのは喉だけで、口の中や舌の動かし方はあまり気にしなくてよいそうです。
あとは英語と日本語の音節(シラブル)の違いを十分理解し、英語の音節で発音できるようにすると、かなり英語が聞こえるようになるし、発音もネイティブっぽくなるということです。
「あれ!?どうしましょう…」
世の中の多くの発音テキストは、口の中や舌に重点を置いていますが、、、
そうなんです。
英語の勉強を始めて最初の1週間は発音のパートを「英語耳」30分、「英語喉」30分と割り当てて実行していたのですが、両方をいっぺんに進めるとこんがらがるのです。
少なくともわたしの頭と喉と口の中は軽くパニック。
それぞれ良いテキストなのですが、やや相反するところがあると思うので、考えた結果、超発音初心者なわたしは、まず「英語耳」で発音記号や英語の母音・子音など一通り学んで、その後「英語喉」へ進み、英語の音の響かせ方と英語のリズムを学んでいくことにしました。
必要なテキストその2「文法」
発音ができて英語の音として聞き取れても、単語の意味がわからなかったり、文法の基礎が理解できていなかったら、その聞こえてきた英語が理解できることにはならないですよね。
とうことで、中学の英文法をやり直します。
英語の文章の根幹ともいえる大事な基礎を、中学3年間で学んでいたんですよね…わたしたち。当時そんな自覚は1ミリもなかったなぁ。
「文法」に関するおすすめテキスト①
なんか、もうタイトルからしてやさしさを感じる。手とり足とり的な。
「主語と動詞」「be動詞」「一般動詞」など主要なトピック毎に分けられていて、それぞれ見開き片方に説明、もう片方で練習問題がある形になっています。
文法をイラストを交えて説明してくれるので、頭だけの理解ではなく、状況がイメージしやすいものになっているのでとてもわかりやすいです。
「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。」
最初の方は簡単だったのでグイグイ進めていけたから、もしかして1ヶ月かからないでテキスト終了!?と思っていたのも束の間、不定詞・動名詞に入ったらとたんにペースダウン。練習問題もスラスラ解けなくなり、そして間違えるという始末(汗)
この不定詞以降が英会話でも重要な気がするんだな。やっぱりわたしは英会話で使う文法の基礎が足りなかったんですねぇ。まぁ一応自覚はあったので、これを機に学び直します。
練習問題で英文が瞬時に作成できなかった文や間違えた文、あと日常的に使えそうな文に絞って今は音読をしています。
全ての練習問題の英文はアプリからネイティブの発音で聞くことができるし、ストレスなく使えるアプリなので助かっているのと、著者自身がこのテキストの簡単な解説をYoutubeにアップしているので、参考になると思います。
「文法」に関するおすすめテキスト②
「毎日の英文法」
「文法」に関するおすすめテキスト①で紹介した「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。」が英語のルール・知識を学ぶテキストだとしたら、この「毎日の英文法」はアウトプット・トレーニングに特化した文法テキストだなと思います。
英語の勉強じゃなくて、筋トレ。
文庫本サイズのコンパクトなテキストだけど、使い倒したら最強だと思う。無駄な英文は1文もないって書いてあるし、まさに話すための英文法テキスト。
最初は「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。」が英語のルール・知識を学び直して、その後はこの「毎日の英文法」に集中して音読1000本ノック!それこそ毎日やっていく予定です。
英語のテキスト探しに疲れた人は、ぜひ参考にしてください!
わたしは以前、英語を効率よく習得したくて、いろいろな学習法を探すあまり「これだ!」にたどり着くころには力尽きていました。
だからなのか肝心な英語の勉強を始めても続かないという、お粗末なことばっかりやっていたんですねぇ(苦笑)
結果、ただの英語学習How To コレクターだったかも。
みなさんには余計な時間を使わず、すぐに本来の「英語の勉強」に取りかかってもらいたいので、もしこの記事にピンとくるものがあったら、是非ここで紹介したテキストを使ってトライしてみてください。
わたしも絶賛トライ中です!なんてったってまだ10日目(笑)
一緒にがんばりましょう^^